24 Nov UVカット シャンプー 危険
市販シャンプーには紫外線予防やUVカットを広告宣伝している商品も珍しくありません。
しかし、どんな成分がUVカットシャンプーに使われていて、厳密にどういう作用が働くのかは実はあまり分かっていません。
今回は市販のUVカットシャンプーについてご紹介します。
UVカット原料は大きく二種類に分かれています。
一つが〈反射系〉のもので主にアルミ等が使われています。
使用感はミネラルが含まれるのでベタベタした感触があります。
反射系はUVによる悪影響は防ぐことができますが、使用感が良くないのでシャンプーのUVカットを広告している商品には入っていません。
もう一つが〈吸収系〉のもので主に油分が使われています。
使用感はサラサラしますがUVをカットせずに吸収する作用があるため、実は髪に悪影響を及ぼします。
使用感が良いためにシャンプーにはこの吸収系の原料が使われています。
健康な髪は「NH2―CH2―COOH」という化学式を持っています。
この構造組織の集合体が縦に繊維の束としてロープ状に捻られながら髪となっています。
そこに普段、ドライヤーやアイロンで熱を過剰に与える「熱酸化」や光による酸化の「光酸化」、市販のシャンプー等による「化学酸化」等で外部から酸化の環境を髪に与えると(化学式でいうOを提供)健康な髪の化学式にあるN、H等と結束してどんどん健康状態である化学式を崩していきます。
そして最終的にC「炭素」が残ります。
この状態に進むことを〈炭化〉といいます。
炭化すると髪がどんどん乾燥状態になります。
髪は水分が11%以上含まれていると健康な潤いを保っている状態で、4%まで低下すると乾燥状態となります。
吸収系の原料は髪にとって良い作用をしないので広告宣伝に惑わされない様にしましょう。
UV等で傷んだ髪は髪の生態を研究して作られたシャンプーやトリートメントなどのケア用品で修復可能です。
しっかりと本物のケアセットを選んで下さい。