25 Nov ボリュームアップ シャンプー 危険
シャンプーでボリュームアップ効果を謳っている市販商品は多く存在します。
ではこれらの商品がどういったメカニズムでボリュームアップ効果をもたらしているかをご紹介します。
一番多い例が刺激の強い界面活性剤を使用して髪をパサつかせて立たせ、ボリュームアップ効果をもたせています。
この手法だと髪は傷むのでダメージを目立たない様にするために、重めの油分を合成したりシリコンでキューティクルをカバーしてダメージを隠します。
そして更にビニールが合成されたポリマーが配合されているので、それを髪にコーティングしてハリを演出しています。
しかし界面活性剤によるダメージで髪の表面は凸凹したままになっています。
ですので長期間に渡ってこういったシャンプーの使用を続けていると、髪の本来の整列されたキューティクルが破壊されてツヤ感が徐々になくなります。
この状態にまで発展してしまうと光をあてた際に乱反射をする様になり、あまり美しい髪の状態ではなくなります。
対策案を色々講じる前に髪のボリュームダウンの原因を掴むことも大事なポイントなのでご紹介しておきます。
頭皮には毛穴と繋がっている「立毛筋」という細かな筋肉が存在します。
この立毛筋がピアノ線で貼ったように毛穴を引っ張り形を維持しています。
毛穴が健康な状態の人は形状が円状になっています。
しかしこの立毛筋の機能が弱くなっている毛穴の形状が徐々に楕円形になっています。
そして立毛筋の機能が弱くなるのに伴って栄養自体も届きにくくなります。
そのことで髪の毛にハリやコシがなくなります。
毛穴の形に添って栄養分が少なくなった弱い髪が生えるので寝やすくなります。
これがボリュームダウンの原因です。
40代以降の方はつむじから毛が薄くなる〈つむじ割れ〉という現象に悩まれている方が多い様です。
このつむじ割れの原因もボリュームダウンの原因と同じです。
本来のボリュームダウンのケアは立毛筋のトレーニングをして、毛穴と髪の状態を活力ある健康な状態に戻すことが一番の根本対策になります。
更に足裏のマッサージのツボと同じで立毛筋を刺激すると血流量が増加し代謝も活発になります。身体が老廃物を排出する作用を促します。
そして髪の毛穴が活発化することの効果で肌のリフトアップにも繋がります。
立毛筋を復活させることが出来れば、何歳になってもボリュームアップや本来の健康毛の状態に戻すことは可能です。ですので立毛筋のトレーニングをしている美容師に相談することがボリュームアップには一番です。