17 Jan かゆみ シャンプー 危険度
敏感肌やアトピーの方で頭皮のかゆみに悩まれている方は多いです。
また敏感肌やアトピーでなくても、いつからか急に頭がかゆくなという方も現在では増えています。
では、なぜ頭がかゆくなるのか根本的な原因を中心にご紹介します。
〈かゆみの原因〉は大きく分かれて4つあります。
?頭皮に刺激の強い石油系界面活性剤を使用したシャンプーを使っている
シャンプーの界面活性剤の役割はシャンプーと汚れの界面を変質(融合)させ汚れを洗浄する仕組みとして働いてくれます。
そして界面活性剤は大きく分けて〈石油系〉か〈それ以外〉かの2種類に分かれます。
〈石油系〉の界面活性剤として代表的なものが「ラウリル〇〇…」、「ラウレス〇〇…」等と表記されている成分です。
ここで〈石油系〉の界面活性剤の特徴を挙げていきます。
・価格が安価
・洗浄効果が強い
「ラウリル〇〇…」はもともとはエンジンオイルと落とす工業用洗剤の原料で「ラウレス〇〇…」は強度を少し弱めたものです。市販のシャンプーでは薄めてありますが髪をパサつかせたりキューティクルを壊す原因だったりします。
・刺激が強い
乾燥して肌荒れを起こします。目に悪影響を及ぼし障害を招きます。動物実験では受精卵を破壊した実例もあります。原液はトレーラーで「毒」表示をして運ばれます。
・アレルギーやアトピーを引き起こす可能性がある
・性質としてタンパク質を破壊します。
そのことで、皮膚にダニ、汚れ、ゴミが入り込みやすくなってしまいます。
石油系界面活性剤が原料として使っているシャンプーを数回使ったくらいでは症状は現れませんが、長年使い続けることで体内にかゆみやアトピーを引き起こす有害物質は経皮吸収していき蓄積されていきます。
人によってタイミングや量は様々ですが、身体が我慢できる耐性を超えた時にかゆみ、敏感肌、アトピー等が発症します。
? カオチンが含まれたリンスやトリートメント、リンスインシャンプーを使用している
アトピーや敏感肌の方にとっては「〇〇クロリド」(別呼称 カオチン)という化学物質の原料は特に悪影響を及ぼします。
カオチンはとろみをつけて製品をクリーム状にするのを助け、静電気を抑える作用があります。
そして髪をまとめる作用も持っているので主にリンスやトリートメントに多く含まれています。
(リンスインシャンプーにもカオチンは含まれています)
カオチンは肌や頭皮にとって刺激性が強いためにアトピー、フケ、かゆみ、赤みも引き起こす可能性は大きいです。
? 頭の皮脂を取りすぎている
〈石油系界面活性剤〉はシャンプーとしては洗浄効果、刺激が強いために頭皮が荒れます。
皮脂を取り除く力も強力なので、皮脂がなくなり肌荒れが促進しやすいです。
そしてかゆみをもたらす場合もあります。
また、石鹸シャンプーも脂分を強力に吸着させて取り除くので頭皮が乾燥しかゆみをもたらす可能性があります。
?洗髪後に髪を自然乾燥させている
洗髪後は「湿度」、「温度」等の条件が重なって常在菌・黄色ブドウ球菌が共に繁殖します。
湿度の原因が「汗」ならば常在菌の好物であり繁殖することで良い影響を及ぼしますが、汗は洗髪で洗い流してしまっています。
ですので、この時は黄色ブドウ球菌が増えやすい環境にあるのです。
頭皮でこの黄色ブドウ球菌が発生すると「かゆみ」を引き起こします。
ボリボリと頭を掻きたくなったら、それは黄色ブドウ球菌が頭皮を駆け回っている証拠です。
その場に石鹸カスでもあろうものならば、黄色ブドウ球菌のエサにもなり繁殖を促進させてしまいます。
なので出来るだけ洗髪後はドライヤーで頭皮表面を乾かして、頭皮に黄色ブドウ球菌を増やさないようにしましょう。
人は誰でも本来、髪や頭皮はもともと健康な状態でした。
ですが世の中に企業がお金儲けを第一にして様々な効果を宣伝広告して原価の安い商品を流通させています。
そして世間的に間違った常識を植えつけられたり、無知なことで本来は悩むことがない症状で悩む人が増えているのは悲しいことです。
関連コンテンツ