15 Jan オクト シャンプー 危険
オクト薬用シャンプーについてご紹介します。
このシャンプーの販売サイトには、『地肌のすみずみまで効果的に働き、地肌すっきり、フケかゆみを防ぐ薬用シャンプーです。』
『オクトピロックスの抗菌・抗酸化作用が地肌のすみずみまで効果的に働きフケかゆみを抑制します。』
『きしまずにスッキリと洗えて、地肌を清潔にする。』
『カンゾウ根エキス配合』
等と書いてあります。
しかし薬用と商標名につけてはいるものの安全性や効果に対してかなり疑問の残るシャンプーです。
成分を見ていきます。
カンゾウエキスはマメ科の植物の甘草の根から抽出されるエキスで抗炎症作用、抗アレルギー作用、保湿効果があり有効です。「カンゾウエキス」という響きがいかにも薬用というイメージとマッチして良さそうに感じますが、この有効成分を帳消しにし、更に使用者にとって大きくマイナスになる要素は多そうです。
その他の成分をみていきます。
脱脂力や洗浄力が非常に強い石油系界面活性剤である〈ラウレス硫酸Na〉が含まれています。
〈石油系界面活性剤〉の特徴を挙げていきます。
・価格が安価
・洗浄効果が強い
「ラウリル〇〇…」はもともとはエンジンオイルと落とす工業用洗剤の原料で「ラウレス〇〇…」は強度を少し弱めたものです。市販のシャンプーでは薄めてありますが髪をパサつかせたりキューティクルを壊す原因だったりします。
・刺激が強い
乾燥して肌荒れを起こします。目に悪影響を及ぼし障害を招きます。動物実験では受精卵を破壊した実例もあります。原液はトレーラーで「毒」表示をして運ばれます。
・アレルギーやアトピーを引き起こす可能性がある
・分子構造が非常に細かい
分子量が3,000以下の大きさで表皮に浸透し、800以下の大きさで細胞に浸透し、75以下の大きさで血管にまで浸透します。〈石油系〉の界面活性剤は288なので細胞まで浸透し、他の化学物質と連なって経皮吸収するのを助けます
・ジオキ酸という発がん性物質を含む
アメリカの研究ではジオキ酸を取り除くべきだという結論が出ていますが、実行に移している会社はほとんどありません。
・性質としてタンパク質を破壊します。
そのことで、皮膚にダニ、汚れ、ゴミが入り込みやすくなってしまいます。
因みにですが医療業界では〈石油系〉の界面活性剤の効果や影響を学びませんので医者の先生も発がん性の特徴があることを知らないことがほとんどです。
商品を数回使ったくらいでは症状は現れませんが、長年使い続けることで経皮吸収されて化学成分が体内に蓄積されていきます。
日本は奇形の赤ちゃんが世界でトップクラスに多い国で、その原因はこうした化学物質、合成界面活性剤、食品添加物、農薬とも言われています。
これら危険な化学物質は分子がとても小さく、人間の口や肌から体内に浸透していきます。
そして、浸透した化学物質は女性だと子宮にたまると言われています。
子宮内に危険な化学物質がたまってしまうと排泄をすることが難しく、子宮の中が赤ちゃんにとって危険な環境になってしまい、その中で育つ赤ちゃんに当然悪影響を与えます。
〈ヘキシレングリコール〉という化学物質も含まれています。シャンプーに対しては製品安定剤の役割を果たします。
この物質は危険有害性があり強い眼刺激、眠気及びめまいのおそれ、呼吸器への刺激のおそれがあることが分かっています。
この原料を扱う際には保護眼鏡をして保護面をすることを義務付けられています。更にミストや蒸気、スプレーの吸入を避けること、屋外又は換気の良い区域でのみ使用して取り扱い後はよく手を洗うことを〈安全対策〉として設けられています。
また
〈吸入した際は被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること〉
〈眼に入った場合は水で15分以上注意深く洗うこと〉
〈眼刺激が持続する場合は医師の手当てを受けること〉
〈飲み込んだ場合は口をすすぐこと〉
〈皮膚又は付着した場合、石鹸と流水又はシャワーで洗うこと〉
と応急処置対策も設けられており、とてもインパクトの強い成分が入っています。
〈安息香酸Na〉もかなり訳ありの原料です。
安息香酸Naは主に製品の防腐剤・保存材として企業が好んで使用します。この成分はかなり刺激が強く経皮吸収して染色体異常も招き発がん性があることも分かっている成分です。
アトピーの方にとっては刺激成分が強いので特に避けたい成分です。
安息香酸Naは動物実験によると経口吸収(飲食で摂取)で1g/kgを超えると運動失調、てんかん、けいれんを起こして死亡する実例も挙がりました。
シャンプーは食べるものではないから安全という指摘もありますが、経口吸収よりも経皮吸収の方がタチが悪いです。
経口吸収だと肝臓で解毒されて尿や便となってある程度は排出されます。
しかし経皮吸収だと直接細胞や血管に吸収されたり、排出が困難という側面があります。
成分を薄めてシャンプーに使用していると思いますが配合量は不明です。
また人体にとっては有害ということがはっきりと判明しているのでアトピーの方でなくても避けたい成分です。
〈黄色203号・緑色3号〉などの着色料も含まれています。
これらの着色料のおおもとの原料はタールでつまり石油になります。
分子量も細く経皮吸収しやすい物質です。着色料は皮膚への刺激性があり炎症などを引き起こす可能性が高い物質です。発がん性も確認されていますが、着色料はコストが安く見た目が自由に演出できるので企業側としては重宝している会社が多いです。
〈薬用〉とは商標でイメージ戦略です。
問題ありの成分が他にもかなり配合されているので、敏感肌の方以外であってもオススメできないシャンプーです。
薬用で効果を求める前にまずは髪や使用者の立場にたって製造されている安全なシャンプーを選ぶことの方が優先順位は高いでしょう。
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